優しさと笑いと共感を大切にした対話型ワークショップ
「優しさ」「笑い」「共感」の3つの要素を欠かさないワークショップをデザイン・実践していきます。
このアプローチは、組織の課題解決やチームビルディング、個人の主体性の喚起や成長など、様々な目的に応じて活用できる枠組みとなっています。
3つの要素とその実現方法
優しさ:安心・のびのびできる空気づくり
優しさとは、単なる親切さだけではなく、参加者全員が安心して対話できる環境づくりを指します。
ワークショップや対話に慣れている人はあまり多くないと思いますが、
その慣れていないことに挑戦することや、自分の考えを発信する(しない)ことの
ハードルをいかに下げられるか、「よし、ちょっと前向きにやってみよう」と
一歩踏み出すためのサポート、「なんかできそうかも、やってみたいかも」を後押ししたいと考えています。
- じっくり聞き、じっくり話せる時間の確保
- 否定や即断を避けた受容的な雰囲気の醸成
- 参加者の意思を尊重した発言機会の提供(強制的な発言要求をしない)
笑い:仕事でもプライベートでも欠かせないつながりを滑らかにする潤滑油
笑いは、場の緊張を和らげ、参加者間の心理的距離を縮める重要な要素です。
私は、芸人さんではないので、必中で大爆笑を巻き起こしたり、上手いことを言って笑わせたりすることはできませんが、
安心できたり、楽しいと前向きでいるためには不可欠な要素であると考えています。
生活の場面のみならず、職場や組織の中でも自然に人同士が繋がることを笑いが支えていると思っています。
ただし、以下の点にも留意する必要があります。
- 必ずしも全ての場面で笑いが起こる必要はない
- 組織の雰囲気や人間関係、テーマによって、適切な「笑い」の程度・性質は異なる
- できる限りその場の全員が笑いを起こす当事者であることが望ましい
(笑いの中心地となる人が出てきても、その人だけに依存しすぎないこと)
具体的な手法:
- 参加者の協力を得て、冗談や余談に時間を使うことをよしとする
- ファシリテーター自身の経験談をネタに・笑えるように話す
- 笑いが起こることを狙ったプログラムをデザインする(参加者同士が「笑わせに行こう」と思えるような)
共感:仲間がいる実感
共感は、単なる同意や同調ではなく、多様な経験や視点の共有を通じた相互理解を指します
- 「同じような経験がある」という直接的な共感
- 「異なる立場での類似体験」の共有
- 「同じ経験での異なる受け止め方」の発見
実践からの学び:効果と成果
具体的な成果例
企業の周年イベントで実施したワークショップに対して
「社員同士の知らない一面を知ることができた」という感想を得ることがありました。
(内容は少しぼかして書きますが「自分の中で大切にしていること、これからも大切にしていきたいことを共有する」ことでした)
これは
- 日常業務では見えない個々人の経験や考えの共有
- 社内メンバーの相互理解の促進
- 新たな関わり方の発見
につながっていたようです。
優しさ・笑い・共感が重なるワークショップの独自性
私が届けるワークショップの特徴は
「すべての参加者が自身の考えを表現してもいいと思える場づくり」にあります。これを実現する要素として:
- 強制のない発言機会の提供
- 無理に発言することはない(参加者の意思を尊重)
- 適切なタイミングでの発言促進
- 否定しない・されない
- 多様な表現方法の許容
- 上手に意思を表現できなくてもいい
- 自分の伝えやすい方法をとってもらう
- 時間の確保
- 考える時間の確保
- 話す時間の十分な確保
まとめ:私が目指すコミュニケーションの場・対話型ワークショップとは
参加者それぞれが
- 安心して自己表現できる
- 時には笑いを交えながらリラックスできる
- お互いの経験や思いに共感できる
そんなコミュニケーション場です。
ここから生まれる気づきや相互理解が、個人と組織の新たな一歩を支える基盤となると考えています。