共通言語を大事にしたい-モヤモヤの共有でつながる
ワークショップデザイナーとして学ぶ過程で、私は非常にユニークで意義深い体験をしました。
その経験を振り返ってワークショップにおける「共通言語」ができる場っていいなぁと思いました。
理解の難しさが生んだ対話
ある授業で身体性の高い体験型ワークに参加しました。
多くの参加者が、その体験を頭で理解することに困難を感じていました。私自身も例外ではありませんでした。
ワーク後に目的や意図の説明があったものの、その場ですぐに理解に至った参加者は少ないようでした。
しかし、この「もやもや感」が参加者間の対話を促進する触媒となったのです。なり続けているのです、今もなお!
きっと想定外の効果だった?そのことがもたらした価値
きっと運営側としても予想以上の効果があったのかもしれません。
(まー、そもそもWSに予定調和はないんですけどね!)
- 同じ体験に対する様々な解釈の共有
- 解釈を巡る対話の深まり
- 参加者間の関係性の強化
これらは、カリキュラム全体が目指していた要素と合致しており、結果として非常に効果的なプログラムとなりました。
ワークショップデザインに活かすために
この経験から、私が今後ワークショップをデザインする際に重視したい点が見えてきました。
- 共通言語を生み出す体験の創出
- ユニークで印象的なプログラムのデザイン
- 遊び心を取り入れながらもインパクトのある体験の提供
(「予定調和がない」にも通じていますが、「必ずしも」「絶対必要条件」とは思っていません。が、あったらきっと面白いなとは思います!)
ワークショップの本質
最後に強調したいのは、ワークショップの真の価値は以下の点にあるということです:
- 状況に応じた柔軟なデザインの必要性
- 同じワークでも異なるアウトプットが生まれる可能性
- 一方的な知識伝達ではなく、参加者の主体的な学びの促進
これこそがワークショップの醍醐味であり、私もこの要素を大切にしながら、より良いワークショップをデザインしていきたいと考えています。
おわりに
ワークショップデザイナーとして、参加者同士の対話を促し、共通の体験を通じて新しい気づきを生み出せるような場作りを今後も目指していきます。それは時として「もやもや」を含むかもしれませんが、そこにこそ学びの本質があるのかもしれません。